孤独死

ほんといらすとやさんはなんでもあるなあ。

いや、感心してる場合じゃないんですけどね。

久しぶりに何を書こうかと思ったんですけどね、こう、大事件が続きますともうどうにもなりませんのでね。
あとでいやになって消す可能性もなきにしもあらず。

こないだね、久々にお祓いをしている夢を見ましてね、こう、なんつーかむっちゃ腹立つんですけどね、いまだにとらわれているわけですわ。
で、夢の中ってゆーのは現実と違って、こういう時、思うようにいかないので、だんだん腹が立ってきて、ああもうこんな馬鹿馬鹿しい夢なんかみてらんない!つって飛び起きるわけですわ。
そうするとね、つけっぱなしにしている換気扇のモーター音がね、真言に聞こえてきたんです。あれ?まだ夢? とかね、こう目覚める時のあれ、っつーか、ぼんやりした頭で聞いてるから余計にそう思ったりする。

「いやまてよ。私、ちゃんと起きてるよな?」

などと自問しておりますと、普通の換気扇のモーター音に聞こえてまいりました。
ほっとして寝なおそうとすると、これまた真言に聞こえてくる。
むっちゃ早口で、男性の声。

そんなわけでさらに腹が立ってきたので、もう寝ないで起きちゃおう! つって、まあ朝5時位ですよ。それから寝られないわけ。腹立つでしょ?もう。
朝飯食って洗濯して、ベランダでぼけーっとメダカを見ていたら、何やら聞こえてくる声があり。

「あ、警察呼んでる」

そう思っていると、しばらくしてカブのエンジン音が聞こえて来た。
それからまたしばらく、何処かで派手に何かを壊しているような物音。
そして静かになって、また話し声。

「確定ですね」

はい、うちのアパートで孤独死が発覚いたしました。
この気温でそうとう醸されてしまったらしく、田舎の香水が漂っていたので通報されたようでした。
けどね、私ね、田舎育ちなもので、ずっとこれ、裏の畑の肥料のにおいだと思ってたのよ。うん、人間て、やっぱ生活臭だと思うと気づかないね。
炊きたての御飯のにおいで「米が異なる」とはうまく言ったものだと、ほんと感心したもんだけど、死んで醸されると田舎の香水になるんだ。
循環してるんだなあ、なんて。

ともかくまあその住民、たしかに一人暮らしだったけど、友達なんかがよく出入りしているところを見たし、ごみ捨てで一緒になる機会が多くて、挨拶はする程度の顔見知りだったんだ。最後に見た時はものすごく具合悪そうだったけど、他人の私がどうこうできるわけもなく。

ま、自分もいつかはそうなるんだけどね。

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